瞬発系トレーニング(プライオメトリクストレーニング参考)
- 療育活動🕺
こんにちは😃
スタッフの西岡です💪
今回の運動療育では、「プライオメトリクストレーニング(Plyometric Training)」の考え方を参考にしたプログラムを、事業所内で実施しました!
プライオメトリクスとは、瞬発力やバランス力を高めるためのトレーニング方法で、アスリートの運動指導にも取り入れられている手法です。近年では、子どもたちの運動能力向上や発達支援にも有効であることが研究で報告されています(Meylan & Malatesta, 2009)。
以下のメニューをグループで行いました。
🔹運動メニュー🔹
- けんけんで前進(片足でジャンプしながらバランス感覚を育てます)
- 垂直跳び ×5回(脚力と体幹を鍛えます)
- トランポリンジャンプ ×30回(リズム感や空間認識能力を養います)
- 左右ジャンプ ×20回(横方向の運動で敏捷性と下肢の協調性を高めます)
- ボックスジャンプ(マット使用・高さ調整あり)(高い段差へのジャンプで全身の力の使い方を学びます)
どの運動も、子どもたちの発達段階や特性に合わせて無理のないように配慮しながら実施しました😃
①けんけんで前進

②垂直跳び
開口扉の上からビニルヒモを垂らして難易度を段階的に作りました。





またさらに難易度を上げたものとして、扉上にシールを貼り、目標としました!


③トランポリン



④左右ジャンプ



⑤ボックスジャンプ(マットで実施)








ボックスジャンプでは、マットの高さを一人ひとりに合わせて調整し、成功体験につながるよう支援しました✨
このようなジャンプ系の運動は、神経‐筋協調性(neuromuscular coordination)を高め、姿勢制御や注意機能の向上にもつながることが示されています(Faigenbaum et al., 2009)☝️
また、反復ジャンプを含むトレーニングは、運動による自己効力感の向上や達成感にも効果的で、子どもたちの「やってみよう!」という意欲の育成にもつながります🙆
こうした体験を通して、運動の楽しさだけでなく、協調性や社会性も育まれています👏
今後も、科学的な知見に基づいた運動療育を通して、子どもたち一人ひとりの可能性を広げていけるよう支援してきたいと思います😌
ジャンプ系のトレーニングは3人1組のグループごとに行い、待っているグループは、YouTubeを参考にストレッチを行いました🙌






最後は少し時間が余ったので、余力がある子はダンスも行いました♪



自由時間の様子です↓





凄く暑くなってきたので、熱中症予防のためにも、こまめに水分補給や休憩など、自己管理していくことも覚えていきましょう🙂↕️
明後日の体育クラブはフットサルです⚽️
参考文献
- Faigenbaum, A. D., et al. (2009). Youth resistance training: updated position statement paper from the National Strength and Conditioning Association. Journal of Strength and Conditioning Research, 23.
- Meylan, C., & Malatesta, D. (2009).